Vol.20「特集:DijonのBabyを聞こう」(音楽ポッドキャスト)

この記事の内容

spotifyのプレイリストの機能を使い、podcastと楽曲のサンドイッチ形式で運用している音楽Podcast。コンセプトは、「今よりちょっとだけ音楽が楽しくなるを目指す音楽番組!」です。Podcast名称は、「ランダムアクセスコンテニュー(RAC)」で、雑食食いの今も音楽を聴き続けている2人(コモリ、ようちゃん)と最近何を聴いていいのかわからないタケさんの三人でお届けします。

今回は、初の試みとしてDijonの最新アルバム『Baby』を3人で聴き通し、その感想を語り合う特集「Dijonのアルバム『Baby』を聴く」をお届けします。※本記事は、AIを使用してPodcast番組を文字起こし、要約をしています

#20「Dijonのアルバム『Baby』を聴く」

【オープニングトーク】

記念すべき第20回を迎えたRAC3。タケさんが「成人ですね!」と切り出すと、和やかな雰囲気で番組はスタート。最近のインプットについての雑談もそこそこに、今回は番組初の試みとして、ロサンゼルス在住のシンガーソングライター、Dijonのアルバム『Baby』を3人でまるごと聴き通し、その感想を語り合う特別企画を行うことに。ようちゃんが「アルバム単位で音楽と向き合う体験を共有したい」と企画意図を説明し、3人は期待に胸を膨らませながら、Recoyaオフィスのスピーカーから流れる音に身を委ねるのでした。

 

【エンディングトーク】

Dijonのアルバム『Baby』を聴き終えた3人は、しばし言葉を失うほどの衝撃に包まれていました。暗くしたRecoyaのオフィスに雷鳴が響くという偶然の演出も相まって、その没入感は最高潮に。タケさんはまず、「3人で黙って1枚のアルバムを聴くという体験そのものが、めちゃくちゃ面白いエクスペリエンス」だったと語り、一同深く共感。コモリは、大音量で聴いたことで宅録ならではの密室感と、音像が縦横無尽に飛び交う感覚が際立ち、「ライブ後のような高揚感があった」と音響的な面白さを絶賛します。ようちゃんは、このアルバムが持つ一貫した世界観を高く評価し、歴史上の様々な音楽を一度解体し、彼自身の「センス」で再構築していると分析。それは単なるサンプリングやコラージュではなく、音割れや過剰なエフェクト処理すらも厭わない、彼が良いと思った感覚そのものが表現されていると感心しきり。タケさんは、現代のミニマルな音楽トレンドとは真逆を行く情報量の多い音作りが、ブラックミュージックが本来持つ畏怖の念や、魂が共鳴するようなカオティックな感覚を表現しているのではないかと考察し、その志の高さに3人とも大いに盛り上がりました。

 

1. Prince – FUNKNROLL

Dijonの実験的かつソウルフルな音楽は、プリンスやディアンジェロといった偉大な先人たちの系譜に連なるものだと語り合う3人。特にタケさんは、Dijonがプリンスの偉業をリスペクトしつつも、それを現代的なアプローチで乗り越えようとする強い意志を感じると熱弁します。この濃密な音楽体験の締めくくりとして、ようちゃんが選曲したのは、プリンスが2014年にリリースしたアルバム『Art Official Age』からの一曲「FUNKNROLL」。この曲には、プリンスがもし存命ならさらに探求したであろう、ファンクとロック、そしてエレクトロニックなサウンドが融合した実験精神が凝縮されています。Dijonがアルバム『Baby』で示した音楽的冒険心と共鳴する部分があり、この革新的なアルバムを聴いた後の「次の曲」として、これ以上ないバトンだと選曲理由を語りました。Dijonからプリンスへと繋がる音楽の面白さに改めて感動した3人は、リスナーへの感謝を述べ、次の音楽体験へと誘うように番組を締めくくりました。

記事・ライターさん大募集あなたの音楽OOを教えてください!

自薦、他薦問わず、音楽愛・レコード愛が溢れるイベントがありましたら教えてください。レコードフェア、DJイベント、オーディオ鑑賞会など大小関わらず掲載ご相談ください。